くらし

あっというまに、今年もあとわずか。 いろんなことがあった一年でした。 嬉しいニュースもありましたけれど、経済にかげりが出て 各地の地方病院の経営がとても大変な様子です。 一人一人が、周りの人の状況に無関心・無頓着でなく 相手の気持ちになって、協…

複雑な境遇や悩みを抱えている上にさらに加えて検査 結果の告知を受けてしまったならば、本当につらい。 誰もが恵まれた環境に居て「HTLV-Iウイルスに感染して います」という告知を受けたわけではないと思うのです。 たとえば、 周囲の反対を押し切ってやっ…

秘密を告白すると、免疫力がアップするのだそう! HTLV-Iウイルスが自分の身体に居ることで、ショック を受けて、将来に自信が持てなくなったり、悶々とした り、秘密がもれないかと怯えたり・・・。 なかなか周りの人にも相談し難い時には、パソコンや紙 に…

やっと、カッコウが鳴き始めて朝霜の心配がなくなりました。 ご近所のお庭の藤の花も満開です。 でも、気温の変動が大きくて体調を維持するのが難しい感じです。 今朝の十勝の最低気温は七度弱で、正午は十度しかありません。 数日前に二十五度近い日もあっ…

先日、九州に住む懐かしい友人から贈り物が届きました。 「日向夏」と「サワーポメロ」が箱一杯! おかげで我が家には南国のまろやかな香りが漂っています。 ひまわりの花のようにあたたかな黄色。 ふだん食べているありふれたミカンと違ってくっきりとした …

今日は北海道のお天気、あいにくと小雨やミゾレ模様の ところもあって、寒さが戻ってしまいました。 でも、小鳥たちは一足早く春の様子で、盛んにさえずり 飛び回っています。 近くの川に居た白鳥も北へ旅立ちました。 北海道の小中学校の卒業式も終わり、春…

やっと雪がとけてきて、我家の庭に福寿草の花が咲き ました。 アイヌ語で「クナウ」と言うそうです。 雷の神の末娘である霧の神クナウの名から付けられたも のとか。 春一番のあざやかな黄色を黄金の輝きだと美しく感じて 「フクジュソウの花の雫の中から掘…

ずっと前にNHK日曜美術館の番組で紹介されていて とても印象に残っていた絵がありました。 三橋節子さんという画家の「花折峠」という作品です。 なんともいえない白と朱色の美しい絵で、京都からの 若狭街道にある峠に伝わる昔話をモチーフにしたもの だそ…

夫の父が一月三日に亡くなった。 なんだか、どう書いてよいのか、迷っているうちに今に なってしまって・・・。 やっと、何か書いておきたいと思えるようになってきま した。 しばらく書けなくてごめんなさい。 私は事情あって実の父とは別れて育ったので、…

厚生労働省が、やっと動き出しましたね。 ウイルス性肝炎の問題、いろいろな話が出ていますが、 薬害だけでなく「予防接種の注射針感染」「輸血感染」 「医療器具からの感染」などの広いケースについても 救済されると良いですね。 もっともっと官僚の人たち…

金曜日の番組「モップガール」がまもなく最終回。 SFと言うのかな。思いを残して逝った人の無念を受け とめて、過去へタイムトラベルしてしまう能力を持っ た女性の物語でした。 深夜だからか、月曜日の「ガリレオ」ほどには流行らな かったみたいだけれど、…

この前、懐かしい友人と電話で話した。 何がきっかけか、食べ物の話をしていて、スイカに塩を かけて食べるか砂糖か?とか、イチゴには?とか。 他にどんなものに牛乳をかけるか?と言っているうちに もりあがり、ドラマでトマトに牛乳をかけてデザートとし…

早いもので、気がついたら、もう師走です。 皆さんにとって、今年はどんな一年でしたか? 私にとっては、いろいろなことがあったけれども、 大きな節目の年だったと思います。 なにより、ウイルスの告知を受けてから十数年間、夢に 見た国際会議に参加できた…

まもなく十勝は根雪の季節です。 雪景色に、ライトアップや樹木のイルミネーションが 美しく映えています。 この季節、全国各地にとても美しいイルミネーション が飾られています。 まだ、行ってみたことはないのだけれど、広島ドリミ ネーション、神戸ルミ…

毎日流れるニュースを見ていると、なんだか気が滅 入りませんか。 数の論理というか、やった者勝ちというか、こつこつ と地道に暮らしているのが馬鹿らしくなってしまうよ うで・・・。 強いものが勝ち組となって羽振りの良い暮らしを独 り占めしていくなん…

氷点下の寒い朝がやってきました。 公園の木々の冬囲いも季節風にぎしぎしと音をたて、 噴水池の水も抜かれてしまってガランとしています。 夏休みの自由研究で、我娘とプランクトン取りをした 場所も水は無く、乾上ってこびりついた泥が少しある だけになっ…

絵を描くことを趣味にしようと思いついてからずいぶ んたってしまいました。 出来上がった絵を我娘にけなされて、ガックリとへこ んでしまった話は以前書きましたが、あいかわらず評 価が辛い点数で、気持ちがしぼんでいたのです。 最初は、本を読みながら独…

なんだか今年は季節の廻り方が早いみたいですね。 あっという間に紅葉の葉っぱが落ちてカサコソと音を たてて風に舞っています。 朝、登校してゆく子供たちが、水たまりの薄氷を踏み 割って、はしゃぐ声が聞こえてきます。 最近私は、映画「かもめ食堂」にハ…

アフリカやアマゾンや奥地と呼ばれる場所でさえ現地で取材 撮影された映像がお茶の間に届くようになりました。 だからといって、テレビなどで私たちが見たものが真実とは 限りません。 その映像が誤解を招いたのかもしれません。 カメラやテレビが発明された…

絵本『イオマンテ―めぐるいのちの贈り物』もそうだけど、 沢山のいのちのおかげで、私たちは生きているのだなと思う。 でも私たちが食事をする時に「いのちを食べる」という心を 無くしてきていないだろうか? 儀式にも似て、食べるってことをもっと見つめな…

十万年前には、もう人類は言葉を持ち始めていたらしいです。 狩猟の時・食事の時など、祈りの言葉から生まれたそうな。 ネイティブアメリカンも、アイヌ民族も、口伝で歴史を伝えた そうですが、文字を使わない文化だから残せたものがあったの かもしれない…

「文字」と言う表現媒体を持たないアイヌ民族の人達は 「言葉」を口伝で残します。 繰り返しのリズムのフレーズと、ここち良い節回し。 ながい長いお話が、生活を支えていたのだそうです。 季節の山菜の収穫の仕方、樹の器の作り方、薬草の知識、 山の生き物…

そういえば、十勝に移住した当時に木工クラフトや建築などの さまざまな作品を集めた「北っ子展」というのが帯広で開催され ていました。 故秋岡芳夫先生、時松辰夫先生など東北工業大学の工芸の先生を はじめとして沢山の先生方が十勝へおいでくださり、さ…

羊が大好き。 以前は、春先になると牧場で刈りたての羊毛をわけて いただいていた。 関西に居た頃も仕事の休みには、大阪能勢町の種畜場や 六甲山牧場へ行ったっけ。 いまどきは黒い頭のサフォークと言う種類が多いけれど、 当時は真っ白い毛並みのコリデー…

先日、ひさしぶりに神戸で高校時代の親友と会った。 めいっぱい関西弁をしゃべって、懐かしいひと時。 宿に帰って、この街を出て、なんで十勝に移り住むことになったの だったかな?と、ふと考えた。 別に家族の転勤でもなく、だれかに誘われたわけでもなか…

明け方に、眠っている私の頭の上を飛ぶ白鳥の声。 あぁ!春が近い。 春の旅立ちの練習でしょうか? 最低気温はまだマイナス五度くらいだけれど、 昼間はちょっぴりプラスになって、 厳寒のマイナス二十度を下回った頃と比べたら、 ぐっと暖かく感じてしまう…