2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

各地の先住民といわれる人々にHTLV-IやIIウイルスの感染者 が多く現存しているということは、それら民族の生活習慣や、 大地に根ざした「身土不二」の食生活のおかげで、ウイルスが 暴れにくくなっているという可能性が有りそうだと感じます。 今で言うスロ…

「看護カウンセリング」看護カウンセリング作者: 広瀬寛子出版社/メーカー: 医学書院発売日: 2003/04/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る実際の現場で、患者さん、看護のご家族、ご遺族と 接しておられるカウンセラーの手引…

私はあの平成七年の十二月、ウキウキといつものように妊婦 検診のため、産婦人科病院を訪れた。 だんだんと膨らんでくるお腹と、生まれてくる赤ちゃんへの夢で とっても幸せな気分だった。 遅めに三十歳後半になって結婚し、まだまだ新婚気分でいたし、 しば…

はるか昔に、人類はアフリカ大陸からの長い長い旅をしていたそうな。 やがて、二万年ぐらい前、その一部がこの日本列島へたどり着いたそう です。 それが私たち。 そして、さらにアラスカから北米大陸を南下し、遠く南米まで行ったの だそうです。 その長い…

食べられるシマウマの正義 食べるライオンの正義 ―森の獣医さんのアフリカ日記 竹田津 実 著

アフリカやアマゾンや奥地と呼ばれる場所でさえ現地で取材 撮影された映像がお茶の間に届くようになりました。 だからといって、テレビなどで私たちが見たものが真実とは 限りません。 その映像が誤解を招いたのかもしれません。 カメラやテレビが発明された…

いのちに触れる―生と性と死の授業いのちに触れる―生と性と死の授業作者: 鳥山敏子出版社/メーカー: 太郎次郎社発売日: 1985/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (7件) を見る鳥山 敏子 著 ブタやニワトリを食べると言うことの…

絵本『イオマンテ―めぐるいのちの贈り物』もそうだけど、 沢山のいのちのおかげで、私たちは生きているのだなと思う。 でも私たちが食事をする時に「いのちを食べる」という心を 無くしてきていないだろうか? 儀式にも似て、食べるってことをもっと見つめな…

「ストーリーテラーへの道―よいおはなしの語り手となるために」 ストーリーテラーへの道―よいおはなしの語り手となるために作者: ルース・ソーヤー,池田綾子出版社/メーカー: 日本図書館協会発売日: 1973/09/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 14回この…

十万年前には、もう人類は言葉を持ち始めていたらしいです。 狩猟の時・食事の時など、祈りの言葉から生まれたそうな。 ネイティブアメリカンも、アイヌ民族も、口伝で歴史を伝えた そうですが、文字を使わない文化だから残せたものがあったの かもしれない…

地元のお話が絵本になりました。 「イオマンテ―めぐるいのちの贈り物 北の大地の物語」 寮 美千子 著, 小林 敏也 絵 出版社: パロル舎 (2005/03) 絵本『イオマンテ―めぐるいのちの贈り物』の誕生 十勝毎日新聞<場所セミナーより> もう一冊、古い本ですが紹…

「文字」と言う表現媒体を持たないアイヌ民族の人達は 「言葉」を口伝で残します。 繰り返しのリズムのフレーズと、ここち良い節回し。 ながい長いお話が、生活を支えていたのだそうです。 季節の山菜の収穫の仕方、樹の器の作り方、薬草の知識、 山の生き物…

丸木舟の話が出たところで、思い出したのですが、 大好きだった絵本が、2005年の9月復刊されました。 前に2004年8月頃の「ふきのとう」の掲示板でも紹介 しましたが、 「おおきなかぬー」 こどものとも世界昔ばなしの旅 (18) 大塚勇三 再話 土方久功 画 福音…

木工入門―樹の器木工入門―樹の器 (技法入門シリーズ)作者: 秋岡芳夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 1986/08メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見るアイヌ民族の器の製法にニマ工法というのがあります。 柔らかい生木のうちに深皿…

そういえば、十勝に移住した当時に木工クラフトや建築などの さまざまな作品を集めた「北っ子展」というのが帯広で開催され ていました。 故秋岡芳夫先生、時松辰夫先生など東北工業大学の工芸の先生を はじめとして沢山の先生方が十勝へおいでくださり、さ…

ナバホへの旅 たましいの風景 朝日文庫2005/07 河合 隼雄 (著) ISBN: 4022643501 物をつくって、表現するって心が安らぐね。 心のケアの学問の世界でも、箱庭や絵画や砂絵などの 芸術の面から心を癒すことが注目されているようです。 この文庫本を読むと、き…

羊が大好き。 以前は、春先になると牧場で刈りたての羊毛をわけて いただいていた。 関西に居た頃も仕事の休みには、大阪能勢町の種畜場や 六甲山牧場へ行ったっけ。 いまどきは黒い頭のサフォークと言う種類が多いけれど、 当時は真っ白い毛並みのコリデー…

沢山の出会いは、偶然だったのでしょうか? ついつい私は、人と人を結ぶ、人智を超えた不思議な力。巡り合わせ。 そんなものを信じてしまいます。 私の好きな児童書の一つ、 「影との戦い―ゲド戦記 1」(アーシュラ・K. ル・グウィン著)の 物語の中に「魔法使…

先日、ひさしぶりに神戸で高校時代の親友と会った。 めいっぱい関西弁をしゃべって、懐かしいひと時。 宿に帰って、この街を出て、なんで十勝に移り住むことになったの だったかな?と、ふと考えた。 別に家族の転勤でもなく、だれかに誘われたわけでもなか…

明け方に、眠っている私の頭の上を飛ぶ白鳥の声。 あぁ!春が近い。 春の旅立ちの練習でしょうか? 最低気温はまだマイナス五度くらいだけれど、 昼間はちょっぴりプラスになって、 厳寒のマイナス二十度を下回った頃と比べたら、 ぐっと暖かく感じてしまう…